マカの等級について

投稿者: | 2025年9月29日

ペルー産マカの本当の違いとは:色だけでなく、品質こそが決め手

マカには黄色・赤・黒などさまざまな色があり、よく「クラス=色」と誤解されがちです。けれども、私たちが重視するのは、色ではなく 品質そのものです。それは根の大きさ(直径)と、どんな環境で育ったかによって決まります。

最高品質のマカは、アンデス高地の理想的な気候と、まだ耕作されたことのない豊かな土壌で育つもの。見た目以上に、有効成分(マカエンやアルカロイド類)の濃度に大きく関わります。


マカの品質は三段階

アンデスの先住民族ケチュアの人々は、古くから根の大きさでマカの価値を見分けてきました。現在でも、マカは次の三つのクラスに分けられています。

  • 極上クラス(直径 5cm 以上)
     最も大きく、理想的な環境で育った根。濃縮された有効成分を含み、伝統的に村人たちは自分たち用として確保していたといわれます。
  • 上級クラス(直径 3~5cm)
     十分に良質で、成分濃度も高め。ただし第一クラスに比べるとやや劣ります。
  • 普通クラス(直径 1~3cm)
     小さめの根で、栄養価は低め。多くは加工用や家畜飼料として利用されます。

極上クラスの秘密:自然が生む理想の条件

極上クラスのマカができるのは、ごく限られた環境です。

  • 標高 4000〜4300m の高地
  • 何世代も耕されていない肥沃な土壌
  • 成長を支える適切な降雨
  • 「大地(パチャママ)」を敬うアンデスの伝統的な精神文化

こうした条件がそろって初めて、自然の力を凝縮したマカが育ちます。


なぜ極上マカは希少なのか

20年以上にわたり私たちはマカの生産を見てきましたが、第一クラスの根は大きい分、流通や加工には大きな課題があります。

  • 乾燥の難しさ
     マカは収穫後、約2か月かけて高地の強い日差しと低温で自然乾燥させ、水分を14~18%にまで落とします。酸素の薄さや紫外線が酸化を防ぎ、栄養を保つ自然の保存法です。
  • 加工設備への負担
     大きな根は粉砕機械に負荷をかけ、刃を傷めやすいため、大量生産には不向き。そのため、多くの業者は効率重視で小ぶりな根を好む傾向にあります。

このように、手間がかかるため、本当に上質なマカは市場にほとんど出回らず、こだわりある人だけが手に入れる特別な存在となっています。


常に極上クラスを

私たちはすべての製品において、妥協せず極上クラスのマカだけを使用しています。大量生産することは難しいですが、クオリティーの高い商品をお求めの方に、期待に応えられる商品をご提供していきます。