ペルー産マカの本当の違いとは:色だけでなく、品質こそが決め手
マカには黄色・赤・黒などさまざまな色があり、よく「クラス=色」と誤解されがちです。けれども、私たちが重視するのは、色ではなく 品質そのものです。それは根の大きさ(直径)と、どんな環境で育ったかによって決まります。
最高品質のマカは、アンデス高地の理想的な気候と、まだ耕作されたことのない豊かな土壌で育つもの。見た目以上に、有効成分(マカエンやアルカロイド類)の濃度に大きく関わります。
マカの品質は三段階
アンデスの先住民族ケチュアの人々は、古くから根の大きさでマカの価値を見分けてきました。現在でも、マカは次の三つのクラスに分けられています。
- 極上クラス(直径 5cm 以上)
最も大きく、理想的な環境で育った根。濃縮された有効成分を含み、伝統的に村人たちは自分たち用として確保していたといわれます。 - 上級クラス(直径 3~5cm)
十分に良質で、成分濃度も高め。ただし第一クラスに比べるとやや劣ります。 - 普通クラス(直径 1~3cm)
小さめの根で、栄養価は低め。多くは加工用や家畜飼料として利用されます。
極上クラスの秘密:自然が生む理想の条件
極上クラスのマカができるのは、ごく限られた環境です。
- 標高 4000〜4300m の高地
- 何世代も耕されていない肥沃な土壌
- 成長を支える適切な降雨
- 「大地(パチャママ)」を敬うアンデスの伝統的な精神文化
こうした条件がそろって初めて、自然の力を凝縮したマカが育ちます。
なぜ極上マカは希少なのか
20年以上にわたり私たちはマカの生産を見てきましたが、第一クラスの根は大きい分、流通や加工には大きな課題があります。
- 乾燥の難しさ
マカは収穫後、約2か月かけて高地の強い日差しと低温で自然乾燥させ、水分を14~18%にまで落とします。酸素の薄さや紫外線が酸化を防ぎ、栄養を保つ自然の保存法です。 - 加工設備への負担
大きな根は粉砕機械に負荷をかけ、刃を傷めやすいため、大量生産には不向き。そのため、多くの業者は効率重視で小ぶりな根を好む傾向にあります。
このように、手間がかかるため、本当に上質なマカは市場にほとんど出回らず、こだわりある人だけが手に入れる特別な存在となっています。
常に極上クラスを
私たちはすべての製品において、妥協せず極上クラスのマカだけを使用しています。大量生産することは難しいですが、クオリティーの高い商品をお求めの方に、期待に応えられる商品をご提供していきます。
